通信制高校・不登校進路について

通信制高校・不登校の進路について

不登校は高校、小学校、中学校、その他の学校でも起こり得るものです。
ただし、それらには1つ大きな違いがあります。
それは、小学校と中学校は義務教育であるということであり、高校以上は自分で選択して進路を決めたものであるという点です。
高校に進学しても、授業について行けない場合がかなりの割合で増えます。その場合に通信制高校を活用します。

 

小中学校は、法律で定められた義務教育期間であるため、誰もがそこで教育を受け、卒業しなければなりません。
もちろん現実には、幼児期から海外に行ってしまったため日本の小中学校へは通っていなかったという人もいますが、それは例外として、日本に居る限りは、保護者に、養育する子どもを学校へ通わせるよう「命令」が来ます。

 

小学校、中学校で不登校になった場合に、その後の進路を考える時に注意をしなければならないのが、学力です。
しかし不登校になるには様々な原因・理由があり、学力のみがその中心であると言っているのでは決してありません。
不登校になってしまったことへの精神的なアプローチはもちろん大前提として、どうしても社会の中で生きて行く上では、そして進路を選択する際に重くのしかかるのが学力の問題であるということなのです。

 

例えば、中学校で不登校になってしまった場合、公立では特に、原則として留年や退学といったことにはなりません。
どんなに成績が悪くても、学年末に通知表にどんなにひどい点数や評価が記載されていたとしても、4月からは次の学年に上がります。
また、不登校期間が長く授業をほとんど受けていなかったとしても、最低限の課題を提出させたり、実技科目の受業のみを受けさせるためにその時間だけ学校に来させたりして、最小限の“手当”をして進級、卒業させてしまいます。
学校側にしてみれば、それが精一杯だろうと思われます。

 

しかし、現実には、ほとんど学力が備わっていないのに進級させたり卒業させたりするのは、本人がその後の進路選択で本当に困ることになります。
不登校で高校に行かなかったり、中退してしまった場合、もちろんそれで以降の人生が決まってしまうということは絶対にありませんが、進路選択の幅がかなり制限されてくることは間違いありません。

 

不登校になる原因を取り去りながらも、具体的に学力をどこかで向上させておかなければ、進路の選択にも多大な影響が生じてくると考えられるのです。